脳内模写

言葉で描ける考え事の断面。

俺は一体何なのかと。

俺は何なのか。俺は俺である、我思う故に我あり。しかし俺は思っているのか?俺は何を考えているのか?日々考えることは山ほどあれど、それを表立って言うことはほとんど無い。思うと言うのは何なのか。俺は思っているのか?我はあるのか?少なくともこの文章を綴っている間は俺は俺である。

しかしいつもの俺は?普段黙秘して表面だけの事柄を述べているだけの俺は俺ではない。俺はそう思う。その俺は俺の中ではなく俺の外部にある。俺の友達が想像する俺、俺の同僚が想像する俺、俺の…

挙げていくときりがないが結局はその全てが俺なんだろう。俺は行動の積み重ねであり、思考の積み重ねだけではないのだ。行動こそが実存する俺になる。思考を軽視しているわけでは無いが結局誰かがみている俺は俺の行動なのである。


しかし俺の思考はどこにある?どこから来る?それは内か?外か?確実に外からの影響は受けている。しかしそれを取捨選択するのは俺自身だ。つまり、俺は環境を取捨選択してきた上で成り立っている。故に俺とは根本のところは俺の好みなのだ。俺は何が好きか?音楽、風景、自然、美しいもの、退廃的なもの、それらの好みの組み合わせが俺になるのではなかろうか?


俺とは何者なのか。