脳内模写

言葉で描ける考え事の断面。

守るべきものとは

ここ数日で何人かの人をとてつもなく傷つけてしまった。

前エントリーのYG性格検査の診断結果にもあるように僕は人を信用するのがとても苦手だ。人自体に限らず人から生まれてきたものはほとんど何も信じていないに等しい。信じられるものは自然の法則以外この世で何もないという有様である。常に寂寞感や虚無感を強く感じて伏せた目をしているのはこの為だろう。だからこの世の真理を暴くことに惹かれているのだ。人間が信用できない、分からないから、それを動かす自然の法則を理解することで人間を理解しようとしているのだ。

話が本題から逸れてしまった。

とにかくそういう訳で僕は人を信じていないので、自分で勝手に考えた予測だけに基づいて行動する事が多い。要するに独り善がりな思い込みが激しいと言う事である。善一という名はよく言ったものだと思う。そして僕は独善的な判断で人を傷つけることがままある。相談できないのだ。うまく意思疎通できないのだ。

また話が逸れた。僕は好戦的な性格をしている。いつもはその力が自分以外の特定個人に向かわないようになっている。僕には人が見えていないのだろうか、誰かに害を与えられた場合、害を与えた個人ではなくその奥に潜む摂理のせいにするので特定個人に反撃することは少ない。

しかし時として、特定個人の中の個性に原因を求めることもある。その場合、僕の攻撃性は初めてその人に向けられる。いわゆるキレると言う状態だ。冷静さを失うのである。カウンセリングの先生にも言われたが、僕は理性と感情の相互作用が上手く働かずに、互いを抑制することができないらしい。理屈っぽくなるときはとことん理屈のみで判断するし、感情的になったときはとことん喜怒哀楽が噴出する。

結局何が言いたかったのかというと後悔しているのだ。自分のちんけなプライドを守るために人を傷つけた。昨日教わった当たり前のことをメモしておく。プライドとは相応の努力の後に持つべきものである。

自分を守ることができても僕は一人では生きていけないのだ。人間が怖い、分からないというのに僕は人間なのであり、やはり一人では生きていけない生き物なのだ。


大切なのは自分ではなく近しい人を守ること。

当たり前のことなのにどうして分からなかったんだろう…。